新卒というプラチナチケットを捨てて、資格試験に邁進した結果

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新卒はプラチナチケット

日本の就活では、新卒のときに就職活動をしなければ、希望する企業への就職は厳しいというような話を耳にしたことはあるのではないでしょうか。

既卒になってからでは、良い経歴があったとしても就職活動が思うように進まないというようなことも聞いたことがあるのではないでしょうか。

私は、大学卒業後、法科大学院に進学し、その後司法浪人をしてしまったので、新卒はプラチナチケットということを痛感することになってしまいました。

今回は、私の体験についてお話します。

資格はとっておいた方が良い?

私は、手に職を付けるべきだという周囲の話をよく聞いていたので、自然と何か資格を取るのが正義だみたいに考えていたところがあり、いろいろ思うところがあり、司法試験を目指しました。

今思うと、もう少し、いろいろな世界を見た上で決断すれば良かったのではないかと複雑な気持ちになります。

インターネットの普及により、固定費を殆どかけずに誰でもビジネスを展開できる昨今にあっては、個人で稼ぐ能力さえ高められれば、別に資格に固執する必要はないと思ったりもします。

資格は持っているだけで何かそれがお金を生み出してくれるものではなく、泥臭い経験こそが必要なので、資格で稼ぐことも容易ではないと痛感しております。

しかも、資格は取るまでにお金とある程度の時間がどうしてもかかるので、取るまでも大変ですし、取ってからも大変だという側面があります。

新卒はやはりプラチナチケットです

通常大学3年生になると、殆どの人は就職活動を始めると思います。

そこそこの経歴があれば、エントリーシート通過、一次面接まで漕ぎつけるのはそう難しくはないはずです。

これは新卒の強みです。

既卒になれば、そもそも応募できる企業が減る上、エントリーシートすら通過しないことが少なくありません。

そして、私が後悔したのは、司法浪人に入ってからでした。

司法浪人になると、また悪いことに通常の既卒よりも年を食っている上、職歴が殆どないことも多いので、通常の既卒よりも応募できる企業の幅が狭いことに直面しました。

新卒信仰が根強い日本では、新卒のうちにどこからしらの企業の内定をもらっておくのが安全なのかもしれないと知ったのでした。

大学院既卒者向けの就職活動方法

私は、遅ればせながら、5回目の司法試験が終了した後就職活動を本格的に始めました。

当時は、20代後半だったので、新卒枠で就職活動などできるはずもなかったため、転職エージェントや法科大学院修了生向けの就職活動サイト(MS法務や今はなきジュリナビ)から求人を紹介してもらい、エントリーシートなどを提出していました。

既卒者向けのエージェントでは、求人紹介、エントリーシート添削、面接対策などを一緒にやっていただけるので、右も左も分からない私にとっては非常に有難かったです。

しかし、私の経歴(法科大学院修了、司法試験受験)というくらいでは大したアドバンテージにもならず、就職活動では苦戦を強いられました。

何十社に応募して、エントリーシートが通過したのは数社、最終内定は0でした。

私は、運よく司法試験に合格できたので、内定がなくても大丈夫でしたが、苦戦を強いられ、非常に焦ったことをよく覚えています。

もっとも、私が就職活動をしていた期間は3カ月くらいだったので、もう少し長くやっていたら結果は違っていたかもしれません。

司法試験合格後の就職活動

司法試験合格後は、法律研究所や企業を中心に就職活動を行いました。

ここで痛感したのは、資格試験に何かしら合格していると、エントリーシートの通過率が上がることでした。

司法試験合格前はエントリーシートで落ちることが多かったのですが、心なしか、合格後はエントリーシートの通過率は上がり、面接までいく企業が多くなったように感じました。

結果、複数の内定を何とかいただくこともできました。

その面では、何か資格を取ったり、TOEICの点数を上げることは重要なのかもしれません。

まとめ

今回は、資格試験に邁進してしまったことで、失ってしまった新卒という肩書のお話をしました。

就職活動で良い企業に内定をもらいたいならば、新卒で就職活動する方が良いと実体験から述べさせていただきました。

参考にしていただけますと幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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