まさか、自分がすべてのチャンスを使うことになるとは
現行の司法試験には、法科大学院修了または予備試験合格の次年度から5回までしか受験できないという制限があります。
私は、5回目で司法試験に合格したのですが、まさか自分が与えられたチャンスをすべて使うことになるとは思っていませんでした。
今思えば、真摯に受験勉強に取り組んでいなかったこともあるので、当然と言えば当然なのですが。
今回は、司法試験を5回も受験してしまった過去と少し成績や受験生活でのメンタルの保ち方についての話をしたいと思います。
まさかの2回目と4回目での短答落ち
私は、司法試験を5回受験したのですが、なんと短答式試験に2回落ちています。
それも、1浪目(2回目受験)と3浪目(4回目受験)のときです。
法科大学院を卒業した年は短答式試験に合格したのですが、2回目と4回目の受験では不合格になりました。
しかも、2回目は合格最低点-16点、4回目に至っては刑法で科目別の最低点に届かず、不合格となっています。
短答式試験に不合格になったときには、随分とへこみましたし、周りからはもう才能がないからやめた方が良いとさんざん言われました。
なお、現役のときの短答の点数は合格最低点+1点、2浪目(3回目受験)のときの短答の点数は合格最低点でした。
因みに、最終合格を果たした5回目受験では、短答の点数は、合格最低点+35点でした。
短答が苦手でいつも低空飛行をしていた私が最後に少しはましな点数を採れた勉強法についてはまた別の機会に紹介したいと思います。
私のような合格者もいるので、短答不合格になってしまった方や複数回受験の方も落ち込まずに勉強を続けてほしいです。
浪人時代の論文の点数も悪かった
以下で、私の論文の点数を簡単に紹介します。
現役(1回目)→下位10%
2浪目(3回目)→下位10%
1浪目(2回目)と3浪目(4回目)については短答落ちのため、論文の成績不明
4浪目(5回目)→上位25%(4桁合格です、合格時の成績も良くないですね)
短答式試験は苦手でも、論文になると点数が良い方は多いのではないでしょうか。
私も自分では勝手にそう思っていた時期があったのですが、結果を突き付けられて、そうではないことを思い知らされました。
しかも、比較的できたと感じた4回目受験では短答落ちになったため、自分のどこを修正すべきか最後まで明確には分かりませんでした。
論文も壊滅的に悪かったのですが、当時の私は再現答案すらまともに作らず、人に答案を見せることをやっていませんでした。
今思うと、「受験期間が長いのにこのレベルはやばいよ」とか「このままでは絶対に合格できないよ」と指摘されるのが怖かったから、人にアドバイスを素直に求めることができなかったのだと反省しています。
私がとった解決法
人からいろいろと指摘されるのが怖かった私は、あまり人に相談せず、黙々と一人で勉強することが多かったように思います。
受験勉強は、メンタルを崩すとダメなので、私は自分で平穏を保つためにできる限り周囲から厳しいことを言われないように極力一人で過ごしました。
答案を見せる機会は、答練くらいでした。
実際それで充分だったと今では考えています。答練や模試をとれば添削はしてもらえるので、弱点を修正するにはそれでも良いのかもしれません。
ゼミを組んだ方が良いとか友達と一緒にやった方が良いとか言われますが、私は必ずしもそうではないと思います。
一人の世界で集中できたことが良かったと今では感じています。
メンタルが強くないと思っている方は、自分がストレスを感じない環境で勉強してみるのが良いかもしれません。
科目別の勉強法
科目別の詳しい勉強法はまた別の記事でお伝えしたいと思います。長くなりそうなので申し訳ございません。
因みに、私が使っていた予備校は、伊藤塾、辰巳法律研究所、アガルート、bexa、資格スクエアです。
予備校の話も別の記事でお伝えしたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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