今更ながら思う司法試験の受験において失敗したなと後悔したこと

Uncategorized

やり方さえ間違わなければ!!

勉強や仕事で失敗したときに正しい努力を正しい方向にできれば良かったのになあと後悔されたご経験は少なからずおありになるのではないでしょうか?

良く効率とかコスパとか言われますが、なかなか正しいやり方を見つけるのは難しいですよね。

今回は、私が司法試験受験でこれはやらなかった方が良かったこととで今考える対処法についてお伝えしたいと思います。

選択科目で労働法を選んでしまったこと

司法試験には選択科目があるのですが、私は労働法が選択科目でした。

なぜ労働法を選択したかというと、選択科目シェアが№1であったこと(これは今も変わらないのではないでしょうか)、参考書がたくさんあるため勉強し易いと言われていたからでした。

安易に選択したことで後々大変な思いをすることになりました。

労働法で特に大変だったのは、当たり前かもしれませんが暗記でした。

覚えることが多すぎる!!

選択科目はそこまでレベルが高くないから、そこまで勉強しなくて大丈夫と言われていたのですが、労働法は暗記しないと点数が伸びない印象がありました。

予備校が出している論証集は論証が100個くらいあり、これは刑事系科目と変わらないのでは?と薄々感じるようになりました。

マジか…

いつしか選択科目なのに、主要科目と同程度に勉強時間を割くようになっていました。

私の能力が低いのも問題ではありますが…

確かに労働法は実務に入ってからはよく使いますが、受験生がやるにはあまりにも負担が大きすぎると思います。

しかも、内容が簡単かと言えば、決してそうではない。

理解できない箇所もしばしば出てくる。

そして、論証を暗記した割に点数が思うように出なかったりします。

費用対効果が悪すぎる!!!

弁護士になってから聞いたのですが、経済法や国際私法は内容が薄く1か月もあれば学習が終わってしまう感じらしいです(あくまで伝聞なので、絶対にそうかは分かりません)。

経済法や国際私法のシェア最近伸びていることを考えると、負担が軽いのは事実なのでしょう。

現に、浪人中に労働法から国際私法に科目を変更して、スッと合格した受験生もいました。

選択科目で合否は決まらないと言いますが、選択科目の負担が大きいとそれだけ主要科目を圧迫するため、選択科目の重さが不合格の遠因になり得ることは否定できないと思います。

私の場合は、選択科目を途中で変更することは怖くてできなかったため、最後まで労働法で受験しました。

合格はしたのですが、本番の点数は47点くらいでした。

やった割には低いです。

因みに、選択科目は伊藤塾かアガルートで基本講座を受講されることをお勧めいたします。

読む勉強をしてしまったこと

司法試験は、答案を書かないといけない試験であり、言うまでもなくアウトプットの出来不出来で合否が決まります。

しかしながら、私は、ある時期、答案を書かずにテキストを読んでばかりいました。

読む勉強はそのときは「なるほど!」となるのですが、意外に頭に入っていない。

理解できていない箇所があっても、とりあえずできているところまでで答案を書くようにすることが合格への近道なのかもしれません。

自分自身を振り返ると、答案作成で悩んだことで初めて論点の内容を理解し、深く理解ができることが多々ありました。

読むだけだと理解できているようで理解できていないことを痛感させられました。

読む勉強は読んでいるだけで書いていないので、勉強の負担が各段に減ります。

しかしながら、書く勉強をしていないと負荷を掛けることができないため、勉強の質があまり上がらないように感じます。

ある程度負荷を掛けなければ、合格答案は書けるようにはならないと今では思います。

書けないのに答練を受講していたこと

しばしば答練はとりあえず受けるべきとかいう意見を耳にします。

しかしながら、まだ書く訓練を殆どしていない段階で受けても、白紙に近い答案を書くことにもなりかねず、添削の意味がなくなります。

答練の添削は、ある程度書ける段階でないと「論点を押さえましょう」とか「知識を正確にしましょう」とか、一般的なものに留まらざるを得ないということになります。

高額なお金を払っているのにこれでは意味がありません。

答練で書く勉強をできることは良いのですが、書く勉強ならば一人でも無料でできます。

今でも覚えているのが、あまり書けない段階で受けていた答練で「とりあえず何か書いたら点数になるかもという考えはやめましょう」という趣旨の添削を受けたことがあります。

答練はある程度書けるようになってから受講しましょう。

ひたすら論証集を回す勉強を中心にしてしまったこと

答案には論証を書かなければいけないことから、論証集をひたすら回す受験生が多いように思います。

しかしながら、論証はその論点をどこで展開するのかが適切に分かっていないとただ覚えただけで点数に結びつかないことが多いです。

私は、論証集は答案の中で覚えていくのが良いと思います。

因みに、アガルートの重要問題習得講座ならば、基本的な問題の中で論証が展開されているため、この重要問題集を回すだけで論証を押さえられるうえに、問題演習を重ねることができるので、非常にお勧めです。

まとめ

今回は、今思いつく限りの間違った方法を紹介しました。

また思い出したら紹介しようと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました