そろそろ大学受験では、推薦入試を受験された方などは進路が決まる頃だと思います。
そして、合格の喜びに浸っていると、入学準備などで第二外国語選択を迫られることも多いかなと想像しております。
いきなり第二外国語を選べと言われてもよく分からないと思いますので、今回は経験談からスペイン語と中国語を選ぶと良いことについてお伝えします。
第二外国語を選択する視点
第二外国語など、所詮教養課程で少しやるくらいだから、何でも良いと言われる方も多いのではないかと思います。
しかし、折角、大学で学費を払いながら勉強するので、少しでも役立つ言語が良いですよね。
そのため、私は、話者数と取っつきやすさが重要ではないかと考えています。
何とか予備知識があれば、後で勉強し直したいとなった場合や、海外旅行をしてみたいとなったような場合には、何とか片言でもコミュニケーションくらいは取れるようになることもあります。
私は、スペイン語と中国語を推したいと思います。
スペイン語
スペイン語の特徴と言えば、和者数が多いことと他のヨーロッパ系の言語に比べ習得が比較的容易なことでしょうか。
私も大学時代の第二外国語はスペイン語でした。
まず、話者数についてですが、スペイン語の和者数は約5億人います。
この話者数は世界で3番目に入ります。
使用地域は、スペイン本国と主にブラジルを除く中南米です。
因みに、ブラジルはポルトガル語です。
また、スペイン語は、比較的簡単です。
たとえば、皆さんも聞いたことがあるかもしれませんが、英語を除く多くの欧州系の言語では、男性名詞、女性名詞、中性名詞があるのですが、スペイン語はどれが男性名詞でどれが女性名詞に当たるかについて法則性があります。見た目で一瞬で分かります。
さらに、スペイン語は発音が比較的容易です。
ローマ字をそのまま読めば発音できることも多く、これに関しては英語より取っつきやすいかもしれません。
中国語
私は選択しなかったのですが、もはや中国の人口の多さと経済規模からすれば、無視はできないでしょう。
中国語の特徴としては、アルファベットではなく、漢字が使われており、欧米系の言語のように語形変化がないこと、発音がとにかく難しいことが挙げられます。
また、話者数が非常に多く、世界で約15億人が使用しているとも言われています。
世界で5,6人に一人は中国語を話す計算です。凄いです。
漢字表記である点は、日本人には取っつきやすいところではあります。
しかし、悩みどころが発音が難しいところです。
日本語は一般的に発音に関してはそこまで難しくないと言われますし、聞いて話すだけならばそこまで困難ではないと言われます。
逆に、英語や中国語などのように発音パターンが多い言語の習得は日本人は苦労するらしいです。
日本語ネイティブの人には、どうしても耳がついていかないというハンデがあるようです。
他方、使用言語の特性上、中国語ネイティブは、英語の習得も幾分か早いと聞きます。
シンガポールでは、英語と中国語とスペイン語教育が行われている学校もあるようです
言語を学ぶにつけ、シンガポールの凄さについて驚くばかりです。
シンガポールという国は、旧英領であったこともあり、英語が公用語となっています。
それに加え、華僑という中華系の人も多かったこともあり、中国語も公用語とされています。
このことからすれば、英語と中国語を話せる人が多いということになります。
この方々がスペイン語を身に付ければ、世界中どこでも生きていくことができますよね。
シンガポールが国際社会で存在感を増している理由が分かる気がしました。
日本の凄さと課題
多くの日本人は、英語を話せず、専ら日本語だけを話します。
しかも、日本語というのは、アルファベットを使う言語ではなく、世界の中では非常に異質な言語ともいえます。
このようなことからすれば、日本人は言語の面で世界で孤立しているといっても過言ではありません。
しかしながら、日本は長らく世界で有数の経済大国として君臨していますし、世界で存在感を発揮し続けています。
日本人の勤勉性と日本の技術の高さが言語の壁を乗り越えているのかもしれません。
日本人がもう少し英語に精通していれば、より世界で活躍できるのにと悔しくなります。
英語が得意ではないから、折角良いアイデアを持っていたり、良い研究を行っていたりしても、世界に届けることが難しい。
よく世界の大学ランキングで日本は大したことがないと揶揄されますが、もし公用語の一つが英語だったら、結果は変わっているかもしれません。
大多数の人が話す言語が世界を支配しているといっても過言ではありません。
特に英語こそが世界のスタンダードなっている感じがあります。
だからこそ、益々、世界で話者数が多い言語はこれからのグローバル化の時代にとっては重要になるのかもしれません。
まとめ
今回は、第二外国語でスペイン語と中国語をオススメする理由について書かせていただきました。
丁度ワールドカップの時期で世界がより身近に感じましたので、記事にさせていただきました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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